ご覧頂きまして有難うございます。
今回は当社へのお問い合わせ時に時折ご質問頂く「クレーンを使用してのマッサージチェアの搬入」に関してまとめてみたいと思います。
例えば一戸建ての2階に
マッサージチェアを設置する際などに、「どうしても階段では上げられない」とか、「搬出するのに搬入時と同様にクレーンで作業しないと無理」という場合に用いられる手段ですが、どの程度の費用が掛かかるか?など気になる部分も多いと思います。
また、そもそもクレーンであれば確実に入れられるのか?といった所も気になりますよね?
今回はそういった部分に焦点を当ててみます。
搬入時に経験がある方も実際は引越しのついでだったり搬入コスト無料で搬入されているかも知れませんので、そうした場合は掛かる費用は分からなかったりする様です。
という事でこれからクレーンでマッサージチェアの移動を行う可能性がある方は必見です!
クレーン作業の概算費用はいくらくらい?
さて、まず最も気になるコストについてです。
当社でも引取りの際に稀にではありますが外注でクレーン業者へ依頼を掛けて搬出していただく事があります。
マッサージチェアの3辺の寸法は合計すると大概300cm前後となり、重量は80Kg前後ですので、比較的良心的な業者で2万円~3万円程度を請求されます。
良心的とは書きましたが、かなり大きい金額ですね・・・。
重機を派遣して、3名1組で動いていますので人件費や交通費、技術料等まで考えるとそれでも妥当な金額かと思います。
有資格者が必ず1名は含まれてますのでアルバイト3名という訳にはいかないのです。
尚、業者によっては派遣出来るエリアに限りがあったりするので、お住まいがそのエリア外だったりすると別途エリア外料金も請求されます。
実質の交通費や手間賃となる様ですので、別料金自体は大よそ1万円以内で収まるかと思います。
つまり、合計で3万円~4万円を請求される場合もあるという事です。
そうなってくると、無理に2階などへ上げなくても・・・と思ってしまいますね(汗)
買取業者である我々と致しましても、2階にあるマッサージチェアより1階にあるマッサージチェアの方が労力的にかなり助かりますので査定に影響が出たりもします。
これからマッサージチェアを購入して自宅へ設置される方におかれましては極力1階部分へ設置される事を強くお勧め致します。
クレーンでもマッサージチェアを上げられないのはどんな場合?
※写真はパナソニックのEP-MA058です。
続いて、クレーンを使ってもマッサージチェアを2階などへ上げられない場合があるのですが、それはどんな場合か?についてご説明いたします。
まずは敷地に関してですが、著しく足元が弱い場合などはクレーン車の安定を図るのが難しい為NGになる事があります。
クレーン部分はかなり伸びますので敷地外から操作する事で解消出来る場合も多々ありますが、その辺りは一度クレーン業者に下見してもらう必要があるでしょう。
次いで、2階などの搬入口(窓の寸法など)が狭かったりすると「マッサージチェア自体が寸法的に入らない」という事態が起こります。
ベランダから入れるのが一般的な方法かと思いますが、ベランダ部分の窓を外してその部屋から隣の部屋に移動しようと思っていたら部屋の入り口で突っかかってしまった・・・というパターンも多い様です。ベランダの柵と軒下の高さも重要になってきます。
あらかじめマッサージチェアの寸法を計算して搬入路を確認しておきましょう。
その他にも家屋の屋根がやたらと突き出ていて障害になってしまう場合なども搬入出来なくなるケースがありますので、やはり一度業者へしっかりと相談しておく事をお勧め致します。
クレーンを利用しなければならない場合、マッサージチェアの買取査定は下がる?
※写真はフジ医療器のAS-970です。
最後に、当社へお問い合わせを頂く際に稀にご質問頂く事項でもございますが、搬出にクレーンを使用しなければならない場合、買取査定は下がってしまうのか?という内容についてです。
結論を申し上げますと、確実に下がります。
さすがに前述の外注費用を考慮した形でなければ査定をお出しする事は出来ません。それはどの買取業者も同様かと思います。
更に申し上げますと、クレーンを使用する場合は買取・引取り出来る機種の範囲が狭まります。
本来1万円での買取が可能なお品物であった場合でもクレーンを使用する事により差額がマイナス2万円などとなってしまいますので、そうした事を鑑みて対応範囲を判断せざるを得ないのです。
1階部分に置いてあれば買取が可能なマッサージチェアでも、2階にある事で場合によっては無料引取りすら出来なくなる場合もあるのです。
そう考えると購入時の設置箇所決定というのは後々かなり重要な事項になってきますね。
いよいよマッサージチェアの寿命が尽きて、いざ処分(再販が難しい状態の為、捨てるなど)するにもクレーンが必要となる場合は、処分費も含めると概算で5~6万円の費用負担が発生する事が予想されますので慎重にご決断頂きたいと思います。
尚、吊り上げ・吊り下げという昔ながらの方法もありますが、こちらも結局は3名の人員が必要となる為、費用的には大きく変わらないかと思います。
※これからマッサージチェアをご自身で処分されるという方に向けて、当社ブログで以前「マッサージチェアの処分方法(東京編)」と「マッサージチェアの処分方法(神奈川編)」をアップしておりますので、こちらと併せてご参考になさってみて下さい。