御覧頂き有難うございます!マッサージチェア買取専門店「alot(アロット)」スタッフの神坂です。
本日はいつもの買取事例の報告ではなく、専門店ならではの「マッサージチェアの傷・剥がれのDIY補修テクニック」をご紹介します!
毎日愛用しているマッサージチェア。長年使っていると、どうしても揉み玉が擦れる部分や肘置きなどの合皮(PUレザー等)がボロボロと剥がれてきたり、
小傷がついたりしてしまいますよね。トップの写真のように派手に表面が剥がれてしまうと、残念ながら当店の通常規定(出張買取や無料引き取り)でのご対応は難しくなってしまいます。
しかし、「見た目は悪いけれど、メカはまだ動くから自分で直して使い続けたい!」という方も多いはず。そこで、今回は身近なアイテムを使って、剥がれや傷を目立たなくさせるプロ直伝のリペア手順を解説します。
■ マッサージチェアの合皮補修に使う魔法のアイテム
マッサージチェアの表面が剥がれた際、一般的なペンキや適当な塗料を塗ってしまうのは絶対にNGです。乾いた後にパリパリと割れて剥がれ落ち、余計に汚くなってしまいます。
そこで用意するのが、写真にあるコロンブス社の「アドカラー」です。
「アドカラー」とは、本来は革靴やレザーバッグの補修に使われる定番の着色補修クリームです。乾燥後も柔軟な弾力性を保つ特性があるため、人が座って伸縮するマッサージチェアのシート補修にも応用できます(ただし、どうしても人が強い荷重をかける箇所やこすれる頻度が高い箇所は、再劣化しやすくなります)。
アドカラーはネット通販のほか、大きめのホームセンターの靴ケア用品売り場などで300円〜400円程度で手に入ります。あとはクリームを伸ばすための「ヘラ」(パレットナイフやプラスチックの不要なカードみたいな物でも代用可能)があれば準備完了です。
■ 【実践1】目立つ大きな剥がれの補修手順
上の写真は、アドカラーを使ってトップ写真の大きな剥がれをリペアした直後の状態です。撮影用に強いライトを当てているためパテの凸凹が見えますが、剥がれた白い下地が露出していた状態に比べると、格段に目立たなくなっています。
※もし表面の凹凸が気になる本格派の方は、同じアドカラーシリーズの「アドベース(革用パテ)」を先に塗って穴を平らに埋め、乾燥後にヤスリがけをしてから色を塗るのがおすすめです。
ステップ1:表面のクリーニングと「際(きわ)」の処理
まずは塗料の密着度を高めるため、補修箇所のホコリや皮脂汚れを水拭きできれいに落とし、完全に乾燥させます。油分や汚れが残っていると、せっかく塗ったクリームが後からはがれてしまいます。
次に、剥がれかかっているフチの合皮を指やピンセットなどでめくり、ボロボロ落ちてくる部分は思い切ってちぎるように取り除いて「際」をきれいに整えます。ここをサボると仕上がりに大きな段差ができてしまいます。
ステップ2:色確認とクリームの塗布
いきなり塗らずに、まずはシートの目立たない場所(背もたれの裏側など)に少しだけクリームを付け、マッサージチェア本体の色とズレがないか確認しましょう(アドカラー同士を混ぜて色を調整することも可能です)。色が合えば、剥がれた箇所に直接チューブから適量を出します。
アドカラーは比較的乾くのが早いため、ヘラを使って手際よく均一に伸ばしていきます。
こちらが塗り広げた直後です。まだ少しヘラの跡や塗りムラが見えますね。ここからが綺麗に仕上げるプロの裏ワザです!
ステップ3:水拭きによる「レベリング(平滑化)」
クリームが完全に乾ききる前に、固く絞ったウエス(布)を使い、上から下へ、一定の力でスーッと一方向に優しく拭き取ります。ゴシゴシ擦るのではなく、塗装面を平らにならすイメージです。
ご覧の通り、周囲のシート地と色が綺麗に馴染みました!もし一度で色が薄い場合は、「塗る➔乾きかける➔一方向にサッと水拭きする」の工程を2〜3回繰り返すと、より肉厚で自然な仕上がりになります。
■ 【実践2】まずはここから!小さなひっかき傷の補修
大きすぎる剥がれに挑戦するのが怖いという方は、まずは1cm未満の小さな引っかき傷や小傷の補修から練習してみるのがおすすめです。工程は全く同じです。
シートの角などにできやすい、直径1cmに満たない程度の小さな合皮の剥がれ傷です。リビングにある大切な家具ですから、こうした小さな傷でも視界に入るとショックですよね。
先ほどの手順でアドカラーを少量塗布し、サッと拭きあげた状態です(まだ少し水気が残っていますが、乾けば完璧に同化します)。下地の白い部分が隠れるだけで、傷の存在自体がほとんど目立たなくなりました!
■ まとめ:合皮が剥がれたら「DIYリペア」で寿命を延ばそう!
一度大きく剥がれてしまったマッサージチェアは、大変申し訳ありませんが、当店も含め多くの買取業者で通常の査定規定(買取や無料引き取り基準)からは外れてしまうのが実情です。
もし予算に余裕があり、ファミリーイナダなどの国内大手メーカー製品をお使いであれば、公式で提供されているパーツ交換サービスを頼るのも一つの方法です。
➔ ファミリーイナダ製品などの合皮カバー交換サービスについて
しかし、「そこまでお金をかけずに、動くうちは綺麗に使いたい」という場合は、今回ご紹介したDIYリペアが見た目的にはもっとも効果的です。合皮の破れや剥がれは、放置しておくと服の摩擦などでどんどん傷口が広がり、最終的には内部のクッション材まで痛めてしまいます。気づいたときに小傷を直しておくことで、お気に入りのマッサージチェアの寿命を大幅に延ばすことができますよ!ただし、背もたれ付近など身体の荷重が強く掛かる箇所に関しては、背もたれにバスタオルを敷くなどして衣類に剥がれた合皮のカスが付着しない様に対処するのが現実的です。
なお、「リペアを試みようとしたが、中のメカも劣化してるのでもう手放したい」「ボロボロになりすぎて、もう使う気にならなくなってしまった」という場合は、基本的には自治体の粗大ゴミ制度等のご利用をおすすめしておりますが、重量物でお部屋からの自力搬出が困難な場合に限り、特殊搬出作業料・人件費を頂戴した上での本体無料お引き取り(譲受)として特別に承ることも可能です(戸建て1階、またはエレベーター付きマンション等、搬出経路が比較的容易な環境に限ります)。お困りの際はいつでもご相談ください。























