ご覧頂きまして有難うございます。マッサージチェアアドバイザーの神坂です。
今回、ようやく夏の繁忙期が終わりつつあるので久しぶりにブログ更新です(汗)。
今回は
買取報告ではないのですが、先日引き取らせて頂いたマッサージチェアの異音についてちょっとお話してみようと思います。
タイトルの通り、機械ユニットを上下させると明らかに音が大きいという症状を持ったマッサージチェアを入手したのですが、こういった症状を放置しても問題無いのか?というお話です。
今回音が大きくなっていたのは下の写真の「昇降モーター」という部品。
通常でも「ウィーン」という様な気にならない程度の音は当然するものなのですが、明らかに「キュルキュル」「シュルシュル」といった様な音がやや大きくしている感じでプロとしてとても気になりました。
明らかに通常の音ではない音。モーターの寿命が近づいている?直感的にそう思い、普段からお世話になっているあるメーカーの方に直接聞いてみました。
結果、「正直に言えば壊れかかっている状況で、間違いなく修理すべき症状です。」と回答がありました。
やっぱりね・・・。音の違いを聞き分けるのは我々にとっては比較的簡単なのですが、一般の方にはとても難しい作業です。
何故なら、正常動作のマッサージチェアを普段から沢山扱っているわけではないでしょうから、聞き分けたり聞き比べたりといった事が出来ないからです。
我々は年間で様々なマッサージチェアを200台以上拝見させて頂いています。だからこそ、調子の良い・悪いは音だけでも十分分かります。
しかし、一般の方にとってマッサージチェアは基本的に我が家にある1台のみですから、その音が全てといった状況なわけです。
それで異音に気付けと言われても中々難しいと思います。
なので、もし「あれ?なんか前よりちょっと音が大きくなった気がする・・・」と思ったのであれば、すぐにメーカーに問い合わせてみましょう。
保証期間中のマッサージチェアでそういった症状が出ているのであれば、購入した家電店に問い合わせましょう。
今回の様なケースですと、単純磨耗(保証対象とならない経年劣化)などではないケースもありますので、もしかしたら保証期間内のサービス対象になるかも知れません。
保証が効かなかったとしても、マッサージチェアの寿命を大きく延ばす事が出来るかも知れません。
修理代はいくらくらい?
さて、今回の異音がするマッサージチェアですが、メーカーに問い合わせてみたところ、残念ながら保証の類は全て期限切れの状態でした。
つまり、修理代・部品代・出張費・工賃などが全てストレートに依頼者に圧し掛かってくるケースです。
先程マッサージチェアの寿命を延ばすため・・・と言いましたが、やはりその料金とにらめっこして決断しますよね?
という事で、今回の修理代の御見積もりを提示しておきますね。(2019年当時のものですので、金額は参考程度と捉えて下さい。)
技術工料 8,000円
部品代 9,600円
出張費 5,000円
消費税 1,808円
合計 24,408円
上記が今回の機械ユニット内の異音に対する修理代の総額見積もりです。
これを高いと取るか、引き続きマッサージチェアを利用する為の必要な出費と取るかは難しいところかも知れませんが、個人的にはやっておいた方が良いと思います。
異音が目立つ様になっているという事は、すぐに壊れる可能性もあるという事です。一箇所が壊れると他の部品にまで影響をもたらしてより修理代がかさむ場合もあります。
よくあるのが異音のするマッサージチェアを使い続けていたら、いよいよ壊れて、同時に制御基盤までおかしくなってしまい、かなりの修理代を請求された!という様なケースです。
なので、異音がする様になったら誤魔化して使用継続するのはお勧めしません。すぐに使用を中止してメーカーに相談しましょう。
尚、この修理に関しては古いマッサージチェアほど段々難しくなります。メーカーもいつまでも修理部品を保有しているわけではないので、最終的に修理部品の確保に関しては早い者勝ちになってきます。
部品が無いから修理不可!となった場合、もう捨てるしかないわけですから今の時代ですと当然数万円の処分費が掛かったりします。
そうなる前に早め早めの決断をしましょう!
ちなみに、当社ではマッサージチェアの修理は承っておりません。お問い合わせ頂いても対応不可となりますので、予めご了承ください。