マッサージチェアの寿命は何年?耐用年数を延ばせる使い方!をご紹介

マッサージチェアの寿命は何年?耐用年数を延ばす使い方をご紹介

ご覧頂き有難うございます。スタッフの神坂です。

今回はマッサージチェアユーザーの皆様が気にしているであろう、「マッサージチェアの寿命と耐用年数」に関してまとめてみようと思います。

比較的高価な家電品となるマッサージチェアですが

マッサージチェアの寿命ってどの程度なのか?それらを当社の豊富な経験・知識を基にお教えしていこうと思います。

勿論、一概にこの機種は○年が寿命とは言えません。なので、あくまで参考知識としてとらえて頂ければと存じます。

マッサージチェアの寿命をメーカーは大体何年くらいで考えている?

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※写真のマッサージチェアはパナソニックのEP-MA70です。

正直に申しますと、マッサージチェアの寿命やその製品の中古市場における価値(再販価値)はマッサージチェアの機種により多少違ってきます。

高価なマッサージチェアは各部品も耐久性が高い物が採用されているので比較的寿命が長くなる傾向がありますが、10万円しない様なマッサージチェアですとコストダウンを図る為に耐用年数の低い消耗部品を採用しているケースが多いのでその分、寿命は短くなる傾向にあります。

尚、一般的な家電品の寿命ですと、毎日多数回の開け閉めを行う冷蔵庫で8~9年、テレビなどは7~10年などと言われております。

マッサージチェアの寿命について結論を言いますと、マッサージチェアの寿命は概ね6~7年と見られます。

何を根拠に6~7年と結論付けたかというと、「メーカー部品保有年数」を基に判断しました。つまり、メーカー部品保有年数=メーカーが考える寿命と言い換える事が出来るという事です。

寿命というよりは「いつ故障して修理出来なくなっても仕方ない年数が経過した」と言った方が合っているかも知れませんね。

マッサージチェアのメーカー部品保有年数

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それではまず、「メーカー部品保有年数」について簡単にご説明いたします。

先ほども触れました通り、これはメーカー企業が修理などに使用する交換部品等を一定期間ストックする基準の年数の事です。消耗部品や外装アクセサリーなどの保管年数ですね。
メーカーにより部品保有年数は異なります。詳細は各メーカーへお問い合わせの上、ご確認下さい。

言い換えれば、発売開始から6~7年は故障しても交換修理などがほぼ可能という事です。

この期間を過ぎると、新たに部品をストックする事をメーカーが中止してしまうので、在庫がなくなり次第その部品類は取り扱い終了となるのです。すなわち、交換修理がどんどん難しくなっていきます。

では、交換部品が無くなってきている、もしくは既に無くなっているマッサージチェアに対しての修理依頼をメーカーはどの様に対応するのでしょう?

主な対応としては2通りです。

1.買い替えを勧める
基本的に部品保有年数を終了した機種を持っていて、修理を希望される場合はメーカーから見れば「今後も継続して顧客となっていただけるお客様」です。しかも、まだ「マッサージチェアを必要としている顧客」です。6年以上前に購入した製品より当然、今の新製品の方が優れているのでメーカー側からすればセールストークも弾むでしょう。今回修理して、また他の箇所が壊れた場合もう修理出来ないかも・・・そうなると、今回の修理代がムダになるかも・・・こんな感じでやんわりと買い替えをお勧めしてくるかと思います。

2.引き下げたマッサージチェアからの部品取りを待たせる
どうしても愛機をこのまま使いたい!という顧客の強い要望がありながらも部品のストックが無い場合、メーカーによっては下取り品からパーツ取りして修理品にあてがう事も行っていたりします。全てのメーカーがそうした対応をしている訳ではない様ですが物を大切にする日本人にとっては有り難い対応だと思います。しかし、その下取り品がいつ入ってくるかは未定ですので、修理まで長く待たされるケースもあります。尚、交換してもらえる消耗品も「中古品」となっていますので、完全な修理というよりは寿命を一定期間延ばす「延命行為」に近い感覚となりますので覚えておきましょう。

※尚、メーカーホームページなどで「サービス終了」「修理対応不可」などと記載されている場合は一切の修理対応を終了しているという事になりますので、中古部品を利用した修理サービスも受けることは出来ません。また、中古部品を利用した修理サービスはごく一部のメーカーが行ってくれる場合があるという程度ですので基本的にはメーカー部品保有年数の終了=修理可能期間の終了と考えた方が無難です。

ユーザー目線で考えるマッサージチェアの寿命

さて、先ほどはメーカーが考えるマッサージチェアの寿命について説明しましたが、今度はユーザーとしてマッサージチェアの寿命をどう捉えれば良いか?についてです。

これはユーザーそれぞれの考え方によりますので、一概に言えないのですが以下の判断基準が寿命を考える上での判断材料になろうかと思います。

故障の有無と程度・修理の可否

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まずは寿命が来たと判断される最も多いケースとして挙げられるのは「故障」です。

軽い故障ですと「エア漏れ」や「ヘッドレストや背もたれカバーなど外装品の劣化」などですが、これらはユーザーが気にしなければそのまま使用する事も可能なので寿命と言い切る事は出来ません。

しかし重度の故障、例えば「揉み玉の破損」や「電源すら入らない」「エラーが出て動作を停止してしまう」などとなるとそのまま使用する事が出来ません。

ユーザーの判断で修理して継続使用するか、廃棄するか、という感じになってきます。

購入から年数がさほど経過していないのであれば、故障箇所だけ修理すればまだまだ使用可能かも知れませんが、10年前後使用しているマッサージチェアなどは1箇所を修理しただけではまた別の箇所が故障するなどして「いたちごっご」状態になりかねません。そうなってしまうと修理代がかさんでしまうので思い切って処分してしまった方が良いかも知れません。

見た目の劣化


次に故障はしていないけれど、座るのも躊躇する様な状態の外装になってしまった・・・というのもある種の寿命です。

最近では販売価格を下げる為に薄い合皮を吹き付けた様な外装の物が増えています。これは柔らかい手触りが心地よい反面、劣化して剥がれだすと広範囲がボロボロになってしまう難点もあります。

剥がれた部分が衣服に付いたり、幼児が口にしてしまったりするケースもありますので寿命と捉えて処分を検討する事も必要かと思います。

剥がれた合皮を補修する方法もありますが、新品同様には綺麗に出来ません。こうした外装の劣化も寿命を判断する一つの材料となるでしょう。

マッサージチェアの修理代

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さて、ここまでお読み頂いた方が段々気になってきているかと思われる「マッサージチェアの修理代」についてここでお話しておきます。

マッサージチェアは重量がかなりある品物ですので、メーカーに送付して修理依頼する様な事は基本的に出来ません。

大概の場合はメーカーの技術者が依頼を受けたユーザーのご自宅などに出張し、その場で修理していく形をとっています。

そうなると、当然「出張費用」も取られます。また「技術料・工賃」も加算される場合が多い様です。

さらに「部品代」が加算される為、簡単な修理でも最低1~2万円程度は掛かる場合が多いです。

リモコンや内部ユニットを丸ごと交換する様なケースですと軽く数万円の修理代を請求されます。

これらは当然、修理前に見積もりを出してくれますので、しっかりと財布と相談して修理をしてもらうかどうか決めましょう。

尚、あまり知られていないのですが交換部品は年数が経過する毎に徐々に値段が上がっていく場合もございます

部品保有年数ギリギリとなると、例えばリモコンだけで2万円近い部品代を請求されます。恐らく、修理代がかさむから買い換えた方が良い!と提案しやすくする為と思いますが、そういう事がある事を踏まえて修理は出来るだけ早めに行っておきましょう。あまり使わないから・・・といって放置してしまうと無駄な出費が増えてしまうのです。

マッサージチェアは使い方次第で寿命が大きく変わります!

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※写真はファミリーイナダのFMC-S330です。

「使い方によって、マッサージチェアの寿命は変わるの?」以前こんなご質問をユーザーの方から受けた事があります。

答えは当然、「YES」です。

簡単なところで言えば、日々の運転時間が短いほうが当然長い物より長持ちします。内部の消耗部品の消耗度合いが変わってくるのでそれが寿命に影響します。

外装の合皮なども使用回数が多ければ「擦れ・へたり」が目立ってきます。

冷蔵庫などと違い、マッサージ中以外には消耗品の消耗がされない機械ですので、使用回数が少ない方が長持ちはします。一方でマッサージ中はそこらの家電製品の比ではないほど消耗部品を激しく動かす品物ですので使用時間が極端に多いとあっという間に寿命がきます。

1日あたり1時間以上(15分程度のコースを4回など)稼動させる様な使用方法であった場合は6~7年ももたない可能性も出てきます。

当社が実際に見てきた買取品でも、5年も経たない内に再販価値が無くなってしまっている状態の物から10年経過しているのに高価買取可能な物まで様々です。

これはひとえにユーザーの方の使い方による、という事が出来るでしょう。

プロが教える!マッサージチェアの寿命を延ばせる使い方!

それでは続いてプロが勧める使い方を明かしてみましょう。以下の様な感じの使い方です。参考になさってみて下さい。

1.一日の利用回数は極力2回程度まで
ご家族皆で使用する場合も一人で使用する場合も一日1回程度の使用が良いかと思います。

凝りが酷いからといって、一日に何時間もマッサージチェアを使用する事はかえって逆効果になりかねません。

お勧めは「風呂上り」に1回程度使用するパターンです。筋肉の緊張がほぐれている状態でマッサージチェアを使用する事により、あんまの効果が筋肉の深部へ届きやすくなります。また、お風呂上りは皮脂の汚れが少ない状態ですので身体が直接触れる部分の汚れが付きにくくなる効果もあります。

逆に身体が冷えている時などはあまり使用しない方が良いでしょう。筋組織を痛める可能性もありますし、十分な効果が得られない場合があります。

2.たまにしか利用しない方でも一週間に1回は使用しましょう
購入時からしばらく経過すると、案外頻繁に使用しなくなっていく方が比較的多いのですが、そんな方でもマッサージチェアを長持ちさせる為に週に1回、最低でも月に1回は動作させて下さい。

車などと同じで、使用しないで放置していると故障の原因になってしまうのです。

内部のグリースが固形化・固着してしまったり、センサー部分にホコリが積もってそれが久しぶりの使用によって機械細部に巻き込まれてしまったり・・・といった具合で不具合が起こります。

人間と同じで、適度な運動が必要!と思って頂ければイメージしやすいでしょうか?

「ここ数年、全く使ってないから動作は問題無いはず!」という方がかなりいらっしゃいますが、我々からすればそうしたマッサージチェアはかなり怖いです。

スイッチを入れて久しぶりに動作させてみた瞬間に故障が発生する可能性があるからです。

そうならない為にも、是非週に1回、もしくは半月に1回程度は動作させてあげて下さい。

3.設置環境をよく考える
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マッサージチェアを長持ちさせる上で、「設置場所」をしっかりと考える必要も出てきます。

主に再販価値を高める為に・・・という感じですが、日当たりの強い場所を避けたり、ペットのいない部屋に置いたり、禁煙環境で使用するといった事が見た目などの状態を長持ちさせる秘訣となります。

日当たりが強い窓際に置いたりすると布部分の日焼けによる色あせが激しくなりますし、ペットのいる部屋に設置すれば「引っかき傷」などで外装が損傷したり毛の付着で外装の価値が半減します。またタバコや線香の使用をする部屋に置いておけば臭いが付着して、これも商品価値を落としてしまいます。

布部分の日焼けに関しては布用スプレーで塗りなおす方法もありますが、そもそもの設置場所をしっかり考えておけばそんな必要も発生しません。(合皮の色あせは修復すら不可能といえます。)

ベストな設置場所としては、直射日光が当たらない禁煙・ペット無しの部屋です。欲を言えば、いつか来る処分の簡易さも考えて搬出しやすい部屋を選ぶと良いでしょう。

4.定期的に清掃を行う
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これは先ほどご説明させて頂いた「座るのも躊躇する状態」になるのを避ける為です。

薄い合皮を吹き付けた様な外装の場合、拭き掃除などをし過ぎると劣化を早める結果になりますので注意が必要ですが、ホコリをかぶったりしてそれが嫌で使用しなくなると今度は機械が段々劣化していきます。

そうした悪循環なケースを避ける為にもたまに拭き掃除だけでも行っておきましょう。来客の際に知人が乗ってみてくれるだけでも「たまに動かす」事になりますので、機械の劣化は遅くなります。

また、たまったホコリが隙間から内部へ巻き込まれるのを防ぐ事にもなりますのでお勧めです。是非、3~4ヶ月に一度でも良いのでホコリ取りなど行ってみてください。

そうすれば「ついでに乗って動かそう!」という気持ちになり、定期的な動作を行える好循環になるかも知れませんよね。

さて、今回は買取報告ではなく「マッサージチェアの寿命」について色々な角度からご説明させて頂きました。

当社では豊富な知識や経験からマッサージチェアユーザーに有益な情報もこのブログで随時お伝えしていく予定ですので、是非今後もチェックしていただければと思います。

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