ご覧頂きまして有難うございます。マッサージチェアアドバイザーの神坂です。
今回はまれに買取時にユーザーであるお客様から耳にする「マッサージチェアを使用した時に感じる痛み」に関して色々とまとめてみようと思います。
最近のマッサージチェアは
体型センシング機能を搭載している物が多いのですが、この機能はまだ開発途上といった感じで、完璧に体型のセンシングを行えるものではないというのが個人的な感想です。
どうしてもセンシングが終了し、肩位置を示してきた際にズレが生じる場合が多いからです。
私の場合、何故か肩甲骨辺りを首の付け根と認識されてしまう事が多い為、毎度肩位置を自身で調整して使用しております。
こういったケースは実はよくある事で、故障ではありません。
面倒だとは思いますが、必ず肩の正確な位置からマッサージをスタートさせる様にしましょう。それだけで痛みを伴うマッサージを我慢して受ける事から開放されたりする場合もあります。
こうした痛みが原因で使用機会が少なくなり、ご売却やご処分される方も多いので、折角ご購入されたマッサージチェアを有効に利用出来る様にこのブログをお読み頂き参考にして頂ければと思います。
マッサージチェアに正しく座る
さて、マッサージチェアを利用する際の注意なのですが、皆様はきちんと正しく座れているでしょうか!?
正しい座り方は、しっかりと奥深くまで座り、お尻と背中をしっかりとマッサージチェアにくっつける座り方です。
よくある間違いとして挙げられるのは、フットマッサージを受ける部分を基準にしてしまっているが為に「浅く座っている」ケースです。
背の小さい方によく起こりがちなのですが、この浅い座り方だと背中の揉み玉がしかるべき部位に当たらず、痛みを感じてしまったりするのです。
元も子もない事を言ってしまえば、そういう座り方になってしまう時点で、そのユーザーの方にそのマッサージチェアは「合っていない」という事になります。
既に購入されていて、どうにか使用したい!という場合はフット部分をリフトアップして水平にするなどして、あくまでも背中とお尻は背もたれに着くように座りましょう。
フット部分のズレは生じますが、その方が痛みは出ずに済むはずです。
マッサージチェアの揉み玉を骨に当てない
さて、引き続きマッサージチェアの正しい座り方に通じるものがある使用法なのですが、痛みが出る場合の主なパターンである「骨の部分に揉み玉が当たる」事を避ける方法です。
簡単に言えば、「当たらない様に身体をずらしましょう」という事なのですが、まっすぐキッチリ座っていても骨に当たってしまう場合は緩衝パッドなどの付属品や折りたたんで厚さを出したタオルケットなどで刺激を和らげましょう。
痛みを伴うマッサージを我慢して受けていると逆に身体を壊します!
マッサージチェアの使い過ぎは避けましょう
※写真はファミリーイナダのFMC-WG2000です。
最後に、マッサージチェアの使いすぎが痛みの原因になる事もあるというお話です。
聞いた事がある方も多いと思いますが、「揉み戻し」「揉み返し」という言葉があります。
普段マッサージ慣れしていない方がマッサージを受けると、最初の内はかえって痛みやダルさを感じてしまうという現象です。(終わった後の筋肉痛に似た痛みや倦怠感などです)
これはマッサージを受ける事により、筋肉の繊維などが傷つき炎症を起こしてしまうという症状です。
さほどでもない揉み戻しであれば、気にする事はないかと経験上思います。しかし、酷い揉み戻しになってしまった場合は「マッサージが強すぎる」可能性が高いです。
そういう場合は先ほどご紹介した緩衝パッドなどを利用したマッサージ負荷の軽減を行ってみましょう。
それと、最近のマッサージチェアには大概の場合「強弱の調整ボタン」が搭載されていますので、そちらを使ってマッサージの強度を弱めるのも良いでしょう。
揉み戻しはマッサージチェアによるマッサージに限った事でなく、按摩などを施術された際も起こりうる現象ですので軽度の場合は放置して構わないと思います。
それでも揉み戻しや術後の痛みが気になる場合は身体をよく温めてください。個人差がある様ですが少し楽になるかと思います。
さて、今回はマッサージチェアを利用した際に起こる痛みに関してまとめてみました。
当社ブログでは買取事例のご報告の他にこうしたマッサージチェアに関する耳寄りな情報をお届けしていく予定です。今後とも是非ご覧頂ければと存じます。