ご覧頂きまして有難うございます。マッサージチェア・アドバイザーの神坂です。
今回は最近ネットなどでよく見かける「中古マッサージチェア買取相場の上昇」についてまとめてみようと思います。
例えば
当社が買取を行っているマッサージチェアもそうした中古買取相場の上昇の恩恵を受けている部分があるんです！
そんな状況をマッサージチェアを取り扱っているプロの観点から読み解いていきたいと思います。
実際、当社ブログで何度もお伝えしている「メーカー側から見る寿命年数」である発売開始から６～７年という頃合のマッサージチェアでさえ、買取価格が上昇してきている現実があるんです。
実例で言いますと、これまでは「状態が良い場合のみ無料引き取り対応」を行っていたフジ医療器のＡＫ－５０００ですが、先日は買取額５，０００円を提示させて頂き、ご売却いただきました。
「なんだ、たかが５，０００円かよ！」と思った方、実はこのマッサージチェア２００６年の発売開始なので既に１０年以上が発売から経過している機種なんです。
通常、メーカー側が寿命を６～７年と見ているのに、それをはるかに超えた１１年物のマッサージチェアに買取額が付いたんです。
これってこうした相場の上昇に鈍感な同じ業界の方が見たら「え？なんで？」と思われてしまう内容なんです。
勿論、更に年数の新しいマッサージチェアだって当然その恩恵を受けたケースがあります。
こちらはパナソニックのＥＰ－ＭＡ９７という機種でしたが、既に後継機種のＥＰ－ＭＡ９８というマッサージチェアが発売されてしまい、いわゆる「型落ち」製品となってしまいました。
通常、ご自宅等に納品されて開梱した時点で「中古品」扱いとなりますので、買取額はほとんど使用していなかったとしても購入額の約半額となります。使用度合いや発売からの年月の経過に比例してそこからドンドン買取額が下がっていくのです。型落ち製品となれば更に下落していくはずなんです。
当社も数ヶ月前に買取させて頂いた同機種の買取額は２００，０００円程でした。購入した金額は恐らく４０万円強といったところですので、やはり半額程度での買い取りとなっていたはずです。
しかし、先月買取したＥＰ－ＭＡ９７に関してはほぼ同じ状態だったにも関わらず、２２０，０００円の買取額が付いたのです。
同じ状態のお品物で買取価格が２万円もＵＰ！
プロから見て同じ状態だったにも関わらず２万円の差が付くのは今まででは無かったケースです。
そうした買取相場の状況が急速に変わってきているので、是非マッサージチェアユーザーの方は続きをご参考になさって下さい！
何故、買取相場が上昇したのか？
これは昨日今日始まった話ではないのですが、一昔前まではマッサージチェアと言えば「贅沢品」であり、個人宅での需要はそんなに多くはありませんでした。
しかし、昨今ではオークションサイトの台頭や中古買取業者の増加などに伴い、「中古品への嫌悪感」が非常に薄くなってきています。むしろ「中古品で十分！」という方がかなり多い傾向です。
そうした背景により昔はかなりの贅沢な品物だったマッサージチェアが「プチラグジュアリー」程度の憧れになり、中古品歓迎の消費者層に近づいてきたのです。
フリマアプリなどでちょっと探してみれば、比較的程度の良い中古マッサージチェアが豊富にラインナップされていたりします。これは１０年前では考えられなかった事です。
そうなると当然中古品を買い取る業者の参入が激化していきます。そう、という事で買取業者による「価格競争」がヒートアップしてきているのです。
ネット全盛のこの時代なので、面倒な電話連絡も必要なく、メールのやり取りだけで売却が決定出来るお手軽さも手伝って、いまやマッサージチェアの買取依頼なんて珍しくもなくなって参りました。
こうした背景が「中古品買取相場の上昇」の大きな要因だと考えられます。
それと、もう一つ要因を挙げるとするならばぜいたく品だからこそ「大切に扱われているケースが多い」事が挙げられます。
元々日本人は物を丁寧に扱う傾向にありますが、使い捨てという言葉が流行した様に物によってはぞんざいに扱われる品物もありますよね。しかし、マッサージチェアの様に新品で数十万円する様な家電品はやはり丁寧に扱われる方が多いです。
丁寧に扱い過ぎてほとんど使用しないまま年月が経ち、不用品に変化してしまう事がざらにあります。そうしたユーザーの方が多いので日本のマッサージチェアは中古でも程度が良い品物が多いのです。中古の程度の良い品物が増えれば全体的に高く売れる傾向が現れ、それに従って買取相場も上がる事があるのです。
更に高く売るためには何を？
さて、買い取る側が競争をするのはユーザーにとって大歓迎の一言に尽きますが、ユーザー側から見て「より高く売る為には何をすれば良いのか？」
この辺、気になりますよね？（笑）
このブログをお読み頂いている方にこっそりとその秘訣をお教え致します。
とにかく綺麗にする！
買取業者からより多くの買取金額を引き出すには、「状態をよく見せる」事が最良の方法です。
査定士が見て、「使用感がある」「汚れが目立つ」というイメージをもった場合、買取額は間違いなく下がります。
逆に、「お手入れされていて綺麗である」「黒ずみや毛羽立ちが少ない」といった状態であればお見積もり額の引き下げが難しくなります。
当社ブログでご紹介しているマッサージチェアの清掃方法や足元を綺麗に見せるための処理を実行して頂ければかなりの確立で査定ダウンを免れる事が出来るでしょう。
買取業者を選ぶ
先ほどもちょっと触れましたが、今の時代、メールで簡単に査定依頼を行う事が出来ますので「相見積もり」を取ることは比較的簡単だと思います。
そこまでは良いとして、複数の業者から最も良い業者を選ぶことがかなり重要になってきます。
単純に見積もり金額が他より高い業者を選ぶのも手ではありますが、これは意外と要注意です！
他の業者とそこまで大差の無いレベルでの最高額提示業者であれば良いかと思いますが、数万円レベルで高い業者の場合は・・・怪しいです。
そういう業者は、どこの業者もそこまでの値段は付けないであろうという見積もりを提示し、他の業者より先に日取りを決めたがっているだけの場合があります。
その後どうなるか？というと、アレコレといちゃもんを付けて結局他社より低い金額で買い取ろうとするんです。
これ、実際に当社とお取引頂いたお客様から複数回聞いたお話しです。「搬出に分解が必要だから２万円を差し引きます」と言われたり、「聞いていたお話より少し汚れが目立つのでクリーニング代として３万円を差し引きます」などと言ってくるそうです。
私からすれば「だったらお断りすれば良いのでは？」と思ったのですが、お引越し等で日程が切羽詰っている方には断って他の業者を探す時間的余裕が無かったりするんですね。
そういう場合は泣く泣くその提示を受け入れざるを得ない・・・なんて事になる様で、そういう形を狙っている悪徳業者が実際にいるそうなんです。
こうした業者を見抜くには、メールで相見積もりを取っただけで即決するのではなく、最終決定を電話で行う事が最良の方法です。
悪徳業者は電話対応が比較的よろしくないと聞きます。また、マッサージチェアについてアレコレ聞くとほとんど返答出来ない（専門知識が無い）場合が多い様です。
安心出来る業者の特徴としてはマッサージチェアに詳しく、かつ、電話の対応が親切であるという点が挙げられます。
そして、電話での質問に対し即答がある程度出来る人材が電話対応をしている業者を見つけましょう。
という事で失敗しない為にも労力を惜しまず最終的には一度直接電話してみましょう！きっと感じの良い、知識豊富な業者が見つけられますよ♪
高く売れる売り時ってあるの？
これはハッキリ言ってしまえば、「売るなら一日でも早く！」という一言につきます！
マッサージチェアメーカーは毎年様々なタイプのマッサージチェアを複数回、新発売しています。ご存知でしたか？
さほど大きなモデルチェンジはしていないのに、最低でも年に１回は新機種・後継機種が登場しています。（勿論、大きなモデルチェンジ等を行う場合もあります。）
先ほどもお伝えしたとおり、新機種・後継機種が発売されてしまったらお持ちのマッサージチェアは「型落ち品」という扱いになってしまいます。これは車なんかでも全く一緒ですよね？
中古品を買おうとしている方から見れば、予算の範囲で出来るだけ型式の新しい機種が欲しい！と思うのは当然です。
そうした購入者の意識を捉えて、売る側として型落ち品については少しずつ、売値を下げていくしかありません。そうなるとその機種の買取額に大きく影響していきます。
という事で、これから売却をされるユーザーの方は各メーカーのニュースリリース等に注目しておくと良いかと思います。即日決断出来る方はそれで良いですが、ちょっと迷ってるという方にとってはそうしたお知らせに「新機種の発売予定日」が記載されていますので、その日付より早く売る事が一つの方法となります。型落ちを防ぐといった感じですね。
故障しているマッサージチェアは修理しておいた方が高く売れる？
これ、迷っていらっしゃる方が多いのではないかと思いますが、そもそも故障しているマッサージチェアでも買取が出来るのか？というところからご説明していきましょう。
結論から言ってしまえば、「故障箇所や年式、型番など複数の判断材料から判断している」為、一概に故障品でも買取が出来るとは言えません。
修理が難しくなってくる「発売開始から６年以上経過しているマッサージチェア」などは故障箇所によっては買取どころか無料引き取りさえ行えない場合があります。
発売後１～２年程度しか経過していない様な機種であれば、故障していても買取額が付くケースが多いです。
そこで更に気になるのが「故障したままのマッサージチェアと修理したマッサージチェア、どっちが高く売れるのか？」ですよね？
正直に申し上げますとマッサージチェアの修理代はかなり高額になるので、修理代と買取代金の増減の差額は余り期待出来ません。
修理をする手間を省くという感覚で低い見積もり金額で納得するか、故障品だと引き取れない機種を有償で引き取り可能な機種にランクアップさせてリサイクル活動として気持ちよく処分するかという様な捉え方になろうかと思います。
勿論比較的安価に治る様な故障であれば修理依頼を行って損はありません。という訳なのでまずはメーカーに修理の見積もりを依頼し、その金額をもって買取業者に相談するのが良いでしょう。
そうすると買取業者も見積もりが出しやすくなるので、しっかりとした見積もり提示を得られることでしょう。
マッサージチェア買取相場【最新情報】
ここでほんの一部ではありますが、当社のマッサージチェア買取相場（２０１７年１２月現在）を記載しておきます。
諸々の状態によって大きく変わってきますのであくまで大雑把な記載にはなりますが、ご参考になさってみて下さい。
★フジ医療器 ＡＫ－５０００（２００６年発売）→５，０００円
★パナソニック ＥＰ－ＭＡ０６８（２０１５年発売）→１２０，０００円
★ファミリーイナダ ＦＭＣ－ＷＧ２０００（２０１４年発売）→７２，０００円
★フジ医療器 ＳＫＳ－６８００（２０１６年発売）→２１０，０００円
★フジ医療器 ＡＳ－８２０（２００７年発売）→６，０００円
★パナソニック ＥＰ－ＭＡ７０（２０１０年発売）→３２，０００円
いずれも動作良好で外見も状態が良かったお品物たちでした。少々クリーニングに時間が掛かった物もありましたが、深刻なダメージは見られませんでした。
ここに記載している機種以外でも買取対応、無料引き取り対応など幅広く扱っております！ご相談だけでも構いませんので、是非一度お問い合わせ下さい！
