※上の写真はフジ医療器のJTR-150です。記事の内容とは直接関係ありません。
ご覧頂きまして有難うございます。スタッフの神坂です。
今回はいつもの買取報告でなく、ちょっと気になる話題がございましたのでそちらにスポットを当ててみたいと思います。
先日ニュースで
報道されていた、「マッサージチェアで怪我250件」という話題です。
以下、報道されていた記事の大まかな内容です。
国民生活センターは21日、家庭用電気マッサージ器を使用中に身体を強く圧迫され骨折や内出血などの怪我をしたとの相談が約5年半の間に250件余り寄せられ、今後更に増える傾向にあるとして注意を呼びかけたとの事。
尚、怪我をした人の6割が60歳以上で、更にその7割が女性が占めていたとも報道されています。
もうお分かりだと思いますが、主な要因は「骨粗しょう症」の方の間違った使用だと思われます。そして、操作に対する理解不足です。
最近のマッサージチェアは「体系センシング機能」が充実していますから、身体に合わないマッサージを強制する様な機種はほとんどと言ってよい程見かけなくなりました。
当然揉み味の強弱調整機能もほとんどのマッサージ器に搭載されていますから、マッサージチェア自体に問題があるとは考えにくいというのが正直な感想です。
実際、250件も報告が上がった!と言っても5年半の間での話しなので、年間で50件平均の報告とも捉えられます。マッサージチェアの流通台数を考えればかなり少ないとも捉えられます。
また、その報告が上昇傾向なのか、横ばいなのかは記事からは分かりませんでしたが、マッサージチェアの設計段階の問題であったり、故障からくる怪我というのはほぼ無いに等しいでしょう。
マッサージチェアを使用する前にすべき事
まずは医師に相談
これは主にご年配の方に申し上げたいのですが、腰痛や肩こりで悩みマッサージチェアを購入しよう!と思ったら、購入の前に医師に相談してみて頂きたいと思います。
若い方と違い、単純な筋肉の緊張や張りが原因で腰痛・肩こりが発症しているわけではないかも知れませんからね。
マッサージチェアはあくまで凝りをほぐす機械です。神経系の痛みや骨が原因の痛みには効果を発揮しません。
まして、骨粗しょう症の方がマッサージチェアを使用するのは完全な間違いです!「それぞれのユーザーにあった揉み味を・・・」などと謳われていますが、出来るのは身体のラインや肩位置などの測定程度であって、骨密度などは全く分からずに一定の力でマッサージされます。なので、そうしたマッサージを受けられる状態に自身の体があるのかどうか?の判断は自分やお医者さんでしか出来ません。その事をよくご理解下さい。
説明書を一通り読む!
※写真はEP-MP62の説明書です。
これは本来当たり前の事なのですが、マッサージチェア購入後、まずは説明書に目を通しましょう。
最近のマッサージチェアのリモコンは操作性が高く、パッと見ただけで何となく操作方法が分かってしまいます。
しかし、機械を動かすのにはやはり説明書を読む事は避けられません。
どのメーカーの説明書も事細かに操作方法を記載しています。たしかに40ページ以上もページ数がある物もあったり、読むのは一苦労かも知れませんが、リスクを減らす為にも必ず説明書に目を通す事をお勧め致します。
初めての使用時は”弱”で!
※写真はフジ医療器のAS-850です。本文とは直接関係ありません。
さて、医師に相談しマッサージチェアの購入を後押しされ、いざマッサージチェアを入手したとしましょう。
先ほども申し上げました通り、説明書もお読み頂きました。操作方法もある程度理解出来た事でしょう。
それではいざ、マッサージチェアを使ってみよう♪と座ってからの話です。
バリバリにマッサージを受けたい気持ちをグッと抑えて、「まずは弱から!」。これを実践して頂きたいと思います。
各メーカーによって、揉み味には特徴があります。
昔から言われているのがナショナル・パナソニックは強め、ファミリーやフジ医療器は柔らかめ・・・。
こうした口コミがございますが、あくまでも使った人、個人の感想の集約に過ぎません。
自分にあった揉み味に折角調整出来るのですから、まずは弱から試して、徐々に揉み味を強くしてみたりすれば良いのです。
下半身は強め、上半身は弱めで。なんて事だって機種によっては可能です。
また、ユーザーの好みを記憶する事が出来るマッサージチェアもあります。(例えばパナソニックのEP-MA70など)
そうやって、単純にマッサージチェアを入手して使う・・・のではなく、医師に身体の状態を確認し、自身にあったマッサージチェアを購入し、操作方法をしっかり理解した上で正しく使用する事が怪我のリスクを減らし、効果的にマッサージチェアを利用する事へと繋がるのです。
さて、最後に。
ご覧頂いている皆様にマッサージチェアの素晴らしさをご理解頂き、これからも不要になったマッサージチェアを次の方に繋げる為、当社は更にマッサージチェアの事を研究し、様々な角度から社会に貢献して参る所存です。時にはこうして買取に関するご報告以外の記事も掲載していきますので、是非、チェックして下さいませ!