ご覧頂きまして有難うございます。マッサージチェアアドバイザーの神坂です。
今回は前回に引き続き「マッサージチェアの振動音」についてのお話です。
前回はエアコンプレッサーによる振動音についてでしたが、今回は
「リモコンホルダ」の振動音について説明と対策を述べて参ります。
前回のエアコンプレッサーの振動音が「ビビリ音」であったのに対し、今回のリモコンホルダの振動音は「ガタガタ音」といった感じとなります。
揉み玉の動作の際にリモコンホルダが揺れてしまい、比較的大きな音がするパターンです。
これ、大概の場合は「仕方ない」で済まされてしまうのですが、実は簡単な方法である程度改善出来る場合があります。
リモコンホルダを点検しましょう
さて、リモコンホルダの音が大きいな・・・と思っているユーザーの皆様、まずリモコンホルダの根元を点検してみましょう。
リモコンホルダは大概の場合は根元部分と本体をネジで固定しているだけの簡単な構造です。
そのネジが緩むと購入時より大きな振動音に変化します。また、ネジが緩んでいると揺れが大きくなる為、ホルダからリモコンが外れて落下してしまう危険性が高まります。
リモコンも一応精密機械ですから、落下が故障の原因になる事もあります。
上の写真はフジ医療器のAS-960というマッサージチェアのリモコンホルダの根元です。
ご覧の通り、六角レンチで回せるネジ2本で固定されています。
当社スタッフがお客様宅からお品物を回収する際によく見かけるのが、この部分の緩みです。
しっかりとネジを締めてあげる事で振動音がいくらか軽減される事があります。
また、根元だけでなくホルダ本体の調整ネジも併せて点検しておきましょう。
リモコンの向きを変える際に、変えやすい様にとホルダ本体のネジを緩めている方も多いのですが、緩ませ過ぎるとリモコンがホルダから外れやすくなります。適度に締めておきましょう。
リモコンホルダの根元が見えない場合
さて、フジ医療器のマッサージチェアの場合はリモコンホルダの根元が比較的簡単に見つかるのですが、パナソニック製のマッサージチェアの場合はちょっとだけ面倒だったりします。
上の写真、EP-MA057というマッサージチェアなのですが、リモコンホルダの根元が肘掛部分の下に設置されています。要するにネジの取り付け部分が隠れております。
こうした場合、まず肘掛を外さなければリモコンホルダのネジの増し締めなども出来ないんです。
このタイプのマッサージチェアの場合、肘掛の後部の見えづらい部分にネジが1つあって、それで固定しているだけなので、そのネジを外して肘掛をスライドさせれば肘掛が簡単に外れます。
その際にエアホースを手で抜いてあげれば肘掛が完全に分離するので、バッチリとリモコンホルダの根元が露出します。
点検が終わって元に戻す場合は肘掛を本体にはめて、後ろのネジで固定してからエアホースを差し込みなおします。六角レンチ1本で出来るので比較的簡単です。
ちなみに、ファミリーイナダは比較的こうした形状のホルダでなく布系のポケットタイプのホルダを装備しているケースが多いので、どうしてもホルダの振動音が嫌いな方は下の写真の様なホルダタイプのマッサージチェアを選ぶのも良いかも知れませんね。
※こちらはファミリーイナダのFMC-S330です。
最後の手段~リモコンホルダを外す~
リモコンホルダを点検してみたけど、ネジはしっかり締まっているから改善出来ない・・・という場合、あとは最後の手段しかありません。
そう、リモコンホルダを外してしまうという方法です。
点検の時の方法を応用すれば簡単にホルダを取り外せますので、我慢出来ない方はそうしてみて下さい。
取り外したホルダはしっかりと保管しておきましょう。マッサージチェアの売却等をされる場合にホルダが無いと査定額がマイナスされます。3,000円前後の差が出ますのでご注意を!
さて、リモコンホルダを外してしまった場合、リモコン自体をマッサージ中どこに置けばいいの?と思われる方も多いでしょう。
一番良いのは足と足、太もも部分の間です。リモコンは不足の事態が起きた際にすぐ中止動作を行える様に手の届く範囲に置いておかなければなりません。
太ももの外側、つまり足とマッサージチェアの間に置くと、稀に隙間に挟まってしまったり内部に落下してしまうケースがありますのでお勧めしません。
リモコンホルダの振動音が気になってマッサージチェアの利用を控えているというユーザーの皆様、ご紹介した通り比較的簡単に改善出来る可能性大ですので今回のブログをご参考にして頂き、しっかりとゆったりとマッサージチェアライフを楽しんでくださいね!