ご覧頂きまして有難うございます。スタッフの神坂です。
今回は最近かなりシェアを伸ばしている「コンパクトなマッサージチェア」の選び方について様々な角度からご紹介していこうと思います。コンパクトでないサイズのマッサージチェアの選び方にも共通する物がありますので、これからマッサージチェアを購入される方はどなたでも是非ご参考にして頂きたいと思います。
さて、最近ではトップ画像のEP-MA043の様な従来のイメージよりややコンパクトなタイプから、下の写真の様な「かなり」コンパクトなタイプまで様々なコンパクト・マッサージチェアが開発・販売されています。
※写真はCHD-7401です。
フルサイズとコンパクト、マッサージチェアの主な違い
まずはこれからマッサージチェアを購入しようと思われているユーザーの方に向けて、従来の大きいマッサージチェアとここ数年で豊富にラインナップされてきているコンパクトなマッサージチェアの違いを簡単に説明していきましょう。
サイズの違い
従来の大型マッサージチェアの大体のサイズは、「幅70cm~80cm前後 × 奥行き120cm~130cm前後 × 高さ120cm前後」 といったところでしょうか。畳一畳のサイズが91cm×182cmとなりますので、大型のマッサージチェアを置くための設置スペースとして最低でも畳一畳分は必要である事が分かります。
※写真はAS-970です。
しかし・・・!大概の大型マッサージチェアには「リクライニング機能」がついている為、フルリクライニングさせると奥行きが200cm弱になったりします!こうなると畳一畳分ほぼ全てのスペースをマッサージチェアが占有する事になりますね。
リモコンホルダなどの付属品の幅まで考えたりすると、ざっくりですが「畳一畳で納まりきらないサイズ」なんです。
当社へ買取依頼をされる方の中でも「買ったは良いけど大き過ぎた・・・」という理由の方が多くいらっしゃいます。
これは量販店などの広いスペースで見るより、自分の家の中で見る方が大きく見えるという錯覚の様なものもありますが、実は「リクライニング機能を考えていなかった」というのが処分の理由としては多いのです。
買取などでお伺いし、動作確認する為にリクライニングさせようとしたところ壁に当たるからマッサージチェアをずらさなければならない・・・こんな場面はしょっちゅうです。
ではコンパクトなマッサージチェアのサイズは?というと、「幅70cm前後 × 奥行き90~100cm × 高さ80~100cm」といったところです。
リクライニング機能は機種により付いているものとそうでないものとが有りますが、付いているもので奥行き160cm前後といった程度です。
背もたれ部分の高さが元々低いので、リクライニングしてもそこまで奥行きが必要にはならないのです。
という事で、まずは購入前にマッサージチェアを置きたいスペースを計測しましょう。
そして、そこが畳一畳程度のスペースなのであればフルサイズのマッサージチェアはすっぱり諦めましょう!
機能性を存分に活かす事が出来ずに後悔する可能性がありますからね。
機能の違い
※写真はEP-MA73です。
さて、サイズに続いて今度は「機能の違い」を考えてみましょう。
最近ではコンパクトタイプのマッサージチェアもかなり機能性が充実しているので、揉める箇所としては大型のマッサージチェアとほとんど変わらない「首~足裏まで」の機種がほとんどです。
機種によっては温感機能まで搭載されていたり、手先もマッサージ出来るものもあります。
コンパクトだから機能も簡素なのだろう・・・と思っていると、大きな間違いだったりします。
では逆に「大型のマッサージチェアにしか無い機能」ってなんでしょう?
・・・実は最近の機種で見ると「大型のマッサージチェアにしか無い機能」はそんなに無いのです!
大型マッサージチェアならではの機能を挙げるとするならば、「肩を両側から挟むエアマッサージ機能」などですね。これはコンパクトタイプのマッサージチェアにはほとんどありません。
また、「肩をホールドしつつ、リクライニングしてストレッチ動作を行う」という複合技は大型マッサージチェアならではと言って良いでしょう。肘下のエアマッサージ機能などは縮小版(手首から下のマッサージ機能)を搭載しているコンパクトタイプが既に販売されてきています。
あとはエアバッグの配置数の違いが挙げられるかと思います。
大型マッサージチェアであれば内部のエアコンプレッサーも大型の物を設置出来ますので、エアバッグの数も比例して増えます。
全体でのエアバッグの差で申しますと、大型でざっくり30枚前後、コンパクトタイプだと多くても15枚~20枚前後ですので、エアマッサージを施せる範囲などがかなり違ってきます。
しかし・・・!言ってしまえば、エアバッグによるマッサージの箇所の違いとストレッチ機能などの複雑な機能さえ諦めてしまえば、コンパクトサイズのマッサージチェアで十分事足りてしまうのです!
つまり、ご自身がマッサージしたい身体の箇所がどこか?によって、コンパクトなマッサージチェアで十分満足出来る可能性がありますね!
デザイン性の違い
※写真はEP-MP046です。
それでは続いて「デザイン性の違い」で考えてみましょう。
個人的な感想ですが、デザイン性の優秀さではコンパクトタイプのマッサージチェアの方が優れていると思います。
上の写真の様なパッと見た感じではお洒落なソファの様な外見の物が多いですし、パナソニックのマッサージソファだと「着せ替え」可能なものまであります。
大型のマッサージチェアですと、どうしてもデザインがある程度似てきたり「圧迫感」が出たりしますが、コンパクトタイプのマッサージチェアならこうした難点は回避出来ますね!
お部屋のインテリアに合わせて上手に選ぶ事で、あまり使用しなくなっても邪魔な存在にならない「賢い買い物」が出来るのではないでしょうか?
模様替えの際に移動する場合でも、大型のマッサージチェアよりは簡単に移動可能です。(女性一人では難しい場合もあります)
コンパクトなマッサージチェアを買うと決めたら
これまでの記事をお読み頂き、「よし、コンパクトタイプのマッサージチェアを買おう!」と決めたら、以下の流れで最終検討してみましょう。
サイズの確認・リクライニング機能の有無
前述の通り、リクライニング機能があるとその機能を利用した際の「奥行き」に注意しなければなりません。
リクライニング機能が元々無いタイプもありますし、リクライニングの際に座面が前にスライドする為、後ろの隙間がほとんど必要無いタイプなどもあります。
しっかりと置くスペースを採寸して、機能を完全発揮出来るサイズの物をピックアップしましょう。
尚、人が乗って使う物ですので、実際に座った想定で高さを算出しておくと良いでしょう。
機能の絞込み
サイズからピックアップしたマッサージチェアの中で、ご自身の求める機能を持ったものを更に絞っていきましょう。
最近の物だとあまり気にし過ぎなくても良い様な気もしますが、最もほぐしたい身体の箇所をしっかりとマッサージする事が出来る機種か?の確認は最低限しておきましょう。
購入してから「肘下や手先の圧迫マッサージ機能が付いてなかった・・・」「肩の位置が自分の身体のサイズに合ってないから気持ちよくない・・・」などの後悔が無い様に、機能をしっかりと把握しておく事をお勧めします。
デザインの確認
※写真はEP-MS50です。
続いてデザイン(カラー)を決めましょう。ピックアップしたマッサージチェアをどのカラーにするか?
後々に圧迫感を感じてストレスになったり、部屋に合わなくて違和感を感じたりしない様、メーカーサイトなどでカラーラインナップを確認してみましょう。
カラーは気にせず、「あえて機能だけを重視する」のも手ですが、長く付き合う事を考えるとお気に入りのカラーを購入した方が良いですよね?
最後は価格の検討
さあ、最後はお財布との相談です(笑)
思ったより安いものをピックアップ出来た♪という方は良いのですが、「コレがいい!けど、思ったより高い・・・」という方は困りましたね。
そういう時は、1.価格が下がるまで待つ 2.中古で探す 3.手持ちの下取り品があれば、それを交渉ネタにして販売店に相談する などが有効ではないかと思います。
価格のせいで断念して値段本位で決めると、後々後悔するケースがほとんどです。
コレ!と決めたら簡単に諦めずに、予算内で入手出来る方法をアレコレ探してみましょう!入手出来ればきっと素敵なマッサージチェアライフを楽しむ事が出来るはずですよ!