ご覧頂きまして有難うございます。スタッフの神坂です。
今回は千葉県鎌ヶ谷市のS様宅より、ナショナル時代の人気マッサージチェアEP3500を買取させて頂きました。
こちらのEP3500は実は
2004年に発売開始となった比較的古いマッサージチェアです。
しかしながら、そこは流石に家電トップブランド現パナソニック・旧ナショナルの製品です。まだまだ現役で活躍出来る状態の物が多い印象を受けます。
今回のS様のEP3500もほとんど使用していなかった事もあり、磨けばかなりキレイになりそうな状態でした。
しかしながら・・・逆に使わな過ぎて内部にサビが出始めてしまっておりました!
S様に内部をお見せしながらきちんと説明し、査定減額とはなりましたがどうにか買取額を付けさせて頂く事が出来ました。
「12年も前の家電品だから・・・」と買取額が付くこと自体を諦めていらっしゃったS様はご納得のご様子。どうにか整備してリサイクルして欲しいとご要望を受けました!
その後、事務所に戻ってしっかり整備し再販させて頂いております。S様、ご安心下さいね!
※2018年よりこちらEP3500に関しましては「故障なし・美品」の品物に限り、無料引き取り対応とさせて頂いております。買取は終了しておりますので御了承下さい。
※2020年現在、EP3500をはじめとする「ナショナル時代の製品」に関しましては全て買取・無料引き取りの対応を終了させて頂きました。年式的に買取のご希望やご処分の打診など多く頂いておりますが、再販するのはリスクが大きい為取り扱いを終える事となりました。
有料処分については承る事も出来ますが、町田市エリア内の搬出が簡単な案件であっても35,000円以上の処分費を頂戴する形になってしまう為、あまりお勧めは致しません。ご自身で粗大ゴミとして処分なさるか、マッサージチェアに限らず処分品処理を承っている業者をあたられた方が安く済むかと存じます。
年数が経過しているマッサージチェアの注意点
※写真はナショナルのEP30002です。
さて、購入した年から年数が大分経過してしまっているマッサージチェアですが、買取を依頼する際には色々と注意が必要です。
比較的新しいマッサージチェアと違い、ユーザーでは気づかない劣化が色々と忍び寄っているのです。
例えば、今回のEP3500の様に外見はキレイ!と思っていても使用頻度が低すぎて中の部品が錆びてきていたり、内部センサーの上にホコリが溜まるほど動かしていなかった後、急に動かしてセンサーがホコリを巻き込んでしまってエラーが出たり・・・
逆にそれなりの使用頻度であった為、内部のベルトが磨耗して動作が気づかない内に弱まっていたり、背もたれの内布に破れが出ていたり・・・
要するに使わな過ぎても使い過ぎても何かしらの劣化が起こっている事がほとんどなのです。
内部の錆びなどは一般の方が直接分解して確認する事が出来ませんので仕方ないのですが、動作中の異音が大きくなってきていたり、動作がスムーズでなくなってきていたり・・・という普段の少しの変化でも判断出来ます。
また、外部にホコリが溜まっていればおのずと隙間から内部へも侵入していますので故障に対する注意が必要です。
こうした点を踏まえて査定が行われるという認識をユーザーの方も持っておいて頂けると良いでしょう。
普段から行っておくべきマッサージチェアの寿命を延ばす方法
※写真はパナソニックのEP-MA058です。
さて、ここまで比較的古いマッサージチェアにおける劣化の現状について記載して参りましたが、ここからはその劣化をいかにして防ぐか?を簡単にご紹介して参ります。
マッサージチェアの外装を綺麗に保つ
※写真はEP-MO046です。
まずご紹介させて頂くのは外装の状態の維持についてです。
ココは一般のユーザーの方でもさほど難しくはない内容ですので、是非ご参考になさって下さい。
大きなところで申しますと、「汚れを付けない」。これにつきます。飲み物を飲みながらマッサージを受けたり、ペットを近づけて傷や毛を付けたり、外から帰ってきたまま汗をかいた状態でマッサージチェアを使用したり、硬い繊維の服で細かな傷を付けてしまったり・・・これらの外装を痛める要因はほぼ全て「気をつければ回避出来る事」です。
その他にも非使用時はカバーを掛けてホコリの付着を避けるなど、大切な家具や車と同じように扱ってみてください。その積み重ねが後に効いてきます!
ついで動作、能力を維持する方法ですが、これは難易度もそれぞれかも知れません。
まず、長くマッサージチェアを使うなら「適度に動かす」事が大事です。
先ほども申しましたが、使い過ぎても使わな過ぎてもマッサージチェアは劣化します。
使う人やメーカーなどによっても異なるので一概には言えませんが、私個人としては多くても一日一時間程度の使用が限度かと考えます。
マッサージを受けないのにソファとして毎日利用している・・・などの場合は座面や背もたれのカバーだけがかなりのスピードで劣化していきます。
逆にあまり使わない方には二週に一度はマッサージチェアを動かして欲しいと思います。
よく使う方の時間制限については単純に全体の磨耗などを少なくするという理由だけなので説明を割愛しますが、「あまり使わないのはダメなの?」とお思いの方も多いと思いますので説明しておきますね!
※写真はEP-MP64です。
あまり使わないとマッサージチェアはどうなるか?
簡単に説明するならば、「車は放置しておくとどうなりますか?」という質問に対する答えと同じです。
放置しておくと、劣化していくのです。もちろんバッテリーなどありませんからバッテリーが上がるとかではありませんが、あまり使ってないからといって、決して状態を維持出来るわけでもないのです。
例えばあまり使ってない比較的古いマッサージチェアに良くあるのが「グリースの固形化」です。
発売当初、内部に塗られているグリースは半液状の様などろどろ状態です。しかし、長く使わないと乾燥してしまい、固形化していきます。
固形化したグリスが剥がれて機械の隙間に入り込み、異物が挟まった状態になってしまい機能を低下させてしまう事がよくあるんです。
また、金属系ではないプラスチックなどのエアホース継手を使用していたりすると加水分解の様な状態になって少し動かしただけで亀裂が入ってエア漏れを引き起こしたりします。
こうした事態を防ぐ意味でも定期的にマッサージチェアを動かして頂ければと思います。
さて、今回は長くなってしまいましたのでココまでとさせて頂きますが、これからもこうしたマッサージチェアに関する耳寄りな情報と共に買取報告を行わせて頂こうと存じます。
引き続き宜しくお願い致します!
※マッサージチェアのお手入れ方法などは「マッサージチェア情報」にカテゴリーされているブログに度々アップされておりますので、是非ご覧下さいませ!